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岡田真希人:Farewell
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 9月 18日

Farewell
2013
165×121cm
graphite, oil on canvas
(after Salvator Rosa “The Death of Empedocles” 1665-70)

イムラアートギャラリー東京では、岡田真希人個展「Farewell」を開催いたします。
神と一体となるためエトナ山に飛び込み自死を遂げたという古代ギリシアの哲学者エンペドクレスの死を題材に、 新作を展示いたします。「Farewell(さらば!)」が、エトナ山の火口に飛び込むエンペドクレスの最後の言葉ではなかったか、と岡田は想像します。それは、より高みを目指し、最終段階へと移行するエンペドクレスの意気揚々とした様を想起させます。
岡田の関心は、「私は何者か」という存在をめぐる葛藤、そして「世界はどのようにできているか」といった知の探求にあります。物質がどのような構造で、どのような性質を持っているか、そして相互作用や反応によってどのように別なものに変化するか。それは、素材となるグラファイト、ニス、合成ウルトラマリンといった物質がアーティストの手によって、様々なプロセスを経て、絵画として結晶化していく行為そのもののようです。
2013年VOCAに出品するなど活躍目覚まししい岡田真希人の新作を、ぜひご高覧くださいますようお願い申し上げ ます。

[作家プロフィール]
岡田真希人 Makito OKADA
1977 愛知県生まれ
2000 立命館大学法学部法学科政治行政コース卒業
2006 京都市立芸術大学美術学部美術科油画専攻卒業
2008 京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻修了

主な個展
2006 「starlitdays」石田大成社ホール(京都)
2007 「SPACESHIP」GALLERY wks.(大阪)
2010 「旅のスケッチと帰り道の地図」ギャラリー恵風(京都)
「return to separation」ARTSPACE 其の延長(京都)
2012 「impatience and hopes」イムラアートギャラリー(京都)

主なグループ展
2005 「ART CAMP in Kunst-Bau 2005」ギャラリーヤマグチ Kunst-Bau (大阪)
2006 「PICA」京都市立芸術大学芸大ギャラリー(京都)
「ART CAMP in Kunst-Bau 2006」ギャラリーヤマグチ Kunst-Bau (大阪)
2007 「re-concentration 2」石田大成社ホール(京都)
「PICA 2」京都市立芸術大学芸大ギャラリー(京都)
「CX展」CASO (大阪)
2008 「Identity IV」nca|nichido contemporary art (東京)
「ART AWARD TOKYO 08」行幸地下ギャラリー(東京)
2009 「ART CAMP in Kunst-Bau 2009」ギャラリーヤマグチ Kunst-Bau (大阪)
「PICA 3」京都市立芸術大学芸大ギャラリー(京都)
「京都オープンスタジオ 4つのアトリエ」桂スタジオ(京都)
2010 「Transmit Program #1 きょう・せい」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA (京都)
「京都オープンスタジオ2010」桂スタジオ(京都)
2011 「epiphany - 世界を発見する方法」中之島デザインミュージアムde sign de>(大阪)
「京都オープンスタジオ2011」桂スタジオ(京都)
2012 「ART OSAKA 2012」ホテルグランヴィア大阪(大阪)
2013 「VOCA2013 現代美術の展望 -新しい平面の作家たち」上野の森美術館(東京)
「Kyoto Studio」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(京都)
「TSCA Rough Consensus」HOTEL ANTEROOM KYOTO(京都)

レセプション | 10月26日(土)18:00~


全文提供:イムラアートギャラリー東京
会期:2013年10月26日(土)~2013年11月17日(日)
時間:12:00-19:00
休日:月・火・祝
会場:イムラアートギャラリー東京
最終更新 2013年 10月 26日
 

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