鷲見和紀郎:カーヴド・ワーク |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2009年 7月 15日 |
鷲見和紀郎は1950年岐阜県生まれで、現在千葉県在住。名古屋芸術大学彫刻科を中途退学後、1972年に富士見町アトリエBゼミを修了。以来一貫して彫刻に携わり、継続的に作品を発表してきました。ブロンズや石膏、ワックスなど様々な素材を自在に使い分け、幾何学的形態から有機的形態まで幅広い表現をおこないながら、オーソドックスな彫刻の条件を堅持して作品を制作しています。 2000年以降は「Art Today」展 (2000年 セゾン現代美術館) 、「椿会展」(2001年~2005年 資生堂ギャラリー) や「かたちの所以」展(2002年佐倉市美術館)等に出品。2007年には神奈川県立近代美術館・鎌倉館での今日の作家展に出品するなど、精力的に活動しています。 タグチファインアートでは4回目の個展となる今回の展示では、アルミやブロンズ、真鍮を削りだした小品が展示されます。作家の掌のなかから慈しむように生み出された小品ではありますが、滑らかに磨かれた表面と溶断された荒々しい断面、あるいは緑錆に包まれた柔らかな表面との対比、また、くり抜かれた負の空間と残された極小の量塊のせめぎ合いなど、鷲見の作品に共通する造形意識を見いだすことができます。 レセプション・パーティー:8月29日17時~ ※全文提供: タグチファインアート |
最終更新 2009年 8月 29日 |