| EN |

MAKOTO SAITO:PORTRAITS
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 6月 18日

PORTRAIT OF LUCIAN FREUD, 2012, 185x156cm, 72 7/8x61 3/8 in., acrylic and oil ink on canvas w/supported panel © Makoto Saito

ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アートでは、サイトウマコト作品による「MAKOTO SAITO: PORTRAITS」を6月20日から7月27日まで開催いたします。 この展覧会では、弊廊の所有するマン・レイが撮影したフランスの劇作家アルトーのポートレイトからサイトウがイメージを抽出した作品や、新作を含むポートレイトの連作から、数点を展示いたします。

サイトウの「顔に異常な食指が動く」という性格を反影した今回の作品は、彼が愛すべきアーティスト、もしくは強烈に軽蔑するアーティストのポートレイトです。サイトウが心酔するのは、アーティストたちの顔から読み取れる、彼らの内面に潜む毒素です。その毒素がサイトウの妙薬となり、アーティストの顔から何かをえぐり取ろうとする欲望が、見る側にとってどう見えてくるのか。お楽しみください。

[作家プロフィール]
1952年福岡県生まれ。1970年代よりグラフィックデザインに携わり、その活動は海外を中心に注目され、デザイナーとして受賞多数。グラフィック作品は、ニューヨーク近代美術館をはじめ世界で30館以上の美術館にコレクションされており、サンフランシスコ近代美術館では80点ほどを所蔵。20代の頃より、毎日現代日本美術展、日本国際美術展などに絵画作品を出品し、兵庫県立近代美術館賞を2度受賞。1990年代半ばよりデザイン活動の傍ら絵画の研究を本格的に始め、現在の作品の原型を創り始める。近年新しい表現方法を用いた絵画制作を始め、人間のイメージを大胆に解体、再構築を試みる。2008年には金沢21世紀美術館で初の絵画作品による展覧会を行い画家としての第一歩を踏み出した。またアートマーケットにおいても初期から高値で取引されている。


全文提供:ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート

会期:2013年6月20日(木)~2013年7月27日(土)
時間:11:00 - 19:00(土曜11:00 - 17:00)
休日:日・祝
会場:ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート

最終更新 2013年 6月 20日
 

関連情報


| EN |