設楽陸:parallel reality |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2009年 7月 07日 |
キュレーション:田中由紀子(インディペンデントキュレーター) 『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』。一人称で語られる2つの物語が並行する、村上春樹の長編小説だ。設楽陸がキャンバスに描きだす未来と過去、現実と仮想が綯い交ぜになった世界を前にすると、壁の向こうで展開される異なる時空間を、窓越しに眺めているような錯覚に陥り怖くなる。私たちが現実と信じる世界は脆く、壁の向こう側と容易に入れ替わってしまうかもしれないと。2つの物語が交錯する、この小説の結末のように。 個展 グループ展 ※全文提供: 特定非営利活動法人 キャズ(CAS) |
最終更新 2009年 8月 22日 |