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三瀬夏之介:ぼくの神さま
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 4月 11日

《だから僕はこの一瞬を永遠のものにしてみせる》
和紙に墨、胡粉、アクリル、インクジェットプリントのコラージュ、272×1456cm、2010 年
©MISE Natsunosuke Courtesy of imura art gallery Photo: SENO Hiromi

青森公立大学国際芸術センター青森(ACAC)では、下記日程で三瀬夏之介個展「ぼくの神さま」を開催いたします。
1973 年奈良生まれの三瀬は、1999 年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(日本画)修了後、「新しい 日本画」の一旗手として、「現代における日本画」、「日本画における日本のあり様」を問い続けながら精力的に活動しているアーティストです。日本画の技法、画具にこだわりながら、「今」を意識するその作品には、現代的なモチーフや歴史的なモチーフとともに、三瀬が生活している土地の特性がしばしば反映されています。シリーズ作品《ぼくの神さま》ほか、今回展示されるいくつかの作品は、さまざまな和紙を継ぎ足す作業の積み重ねからなる巨大な作品で、巨大な壁画を見るような感覚、あるいは絵画に包まれるような感覚を受けるかもしれません。
本展では新作《ぼくの神さま》ほか、全長約50mの作品《奇景》(2003-10)を中心とした三瀬作品が、ACACのギャラ リー空間を埋め尽くします。

[作家プロフィール]
三瀬夏之介

1973 年奈良生まれ。1999 年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(日本画)修了。2012 年第 5 回 東山魁夷記念日経日本画大賞展選考委員特別賞受賞。「日本画」を強く意識した作風で、錆を表現素材とした作品や、箔(金箔)を多用した風景の制作を経て、現在は墨を主に用いた表現に取り組んでいる。また 2009 年より「東北画は可能か?」というタイトルのもと、現在准教授をつとめる東北芸術工科大学にて、教育の一環あるいは日本画についての考察の一環として、東北における美術を考えるチュートリアル活動を行い、展覧会、レクチャー、ワークショップなどを行っている。主な展覧会は、2006 年「MOT アニュアル 2006 No Border 「日本画」から/「日本画」へ」(東京都現代美術館/東京)、2009 年「Kami. Silence –Action」(ドレスデン州立美術館/ドイツ)ほか。


全文提供:国際芸術センター青森
会期:2013年4月27日(土)~2013年6月23日(日)
時間:10:00 - 18:00
会場:国際芸術センター青森
最終更新 2013年 4月 27日
 

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