池田啓子:Light Work |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2009年 5月 31日 |
池田は2000 年頃から光と影を主題に作品を発表を続けています。本展は、3 つのインスタレーション作品を発表予定。1 つは、ブラックライトで受光する浮遊体の作品。残り2 つはガラスを用いた作品ですが、ガラス板とガラス粒子という、形状的に異なるガラスの特性を用いた作品となる予定です。 世界を照らし満ちあふれている、身近かな「光」ですが、池田の作品を通して、光に対する解釈・意識が広がることを期待いたします。 ときおり、何もせずぼんやり過ごす夜明けや夕暮れ時、空が朝に目覚めて行くさまや、空が夜の眠りにつくさまを長い間見ていると、光の深さや明暗の折り重なりの背後に無限の時間とともに雄大な宇宙の営みを感じる。それが静かに始まり静かに終わるのを、何もせずただぼんやり見て過ごすひとときがとても大切な時間に思う。また、日本のように湿潤に満ちた風土で視る光は、四季折々や日々の一瞬一瞬の微妙な彩のなかで移ろいゆき、とても心地よく感じる。 池田啓子 ※全文提供: ギャラリーヤマグチ クンストバウ |
最終更新 2009年 6月 20日 |