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OVER THE REALITY
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2012年 9月 04日

Ruud van Empel “Theatre #2” 2010, cibachrome, 120x120cm

Takashi Arai, “Transit of Venus, June 6, 2012, Gujo-hachiman”, 2012, Daguerreotype, 25.2 x 19.3cm

Kunihiko Katsumata, “n09083_24-25th.May.2009,#1219 Yokohama Bay Sheraton Hotel
& Towers,Yokohama,Kanagawa,Japan”, 2009, 128.7x102cm, pigment print

Haruka Hirose “Arcadia” 2012, gelatin silver print

この度ギャラリー・テラ・トーキョーは、4作家による写真のグループ展を開催いたします。 眼前のリアルが、各作家自身というフィルターとカメラという器機を通すことにより、どう変化するのか。リアルな写真のフォトコラージュにより非現実の世界をつくりだすエンペル。ダゲレオタイプという手法により、銀版に写し取られた唯一のリアルを表現する新井。非日常のホテルの窓からの風景シリーズを展示する勝又。調色による青い世界をつくり出す廣瀬。「写真」の手法が多様化する中でそれぞれのアプローチでどのような現実もしくは非現実が作品となっているのかを紹介するグループ展です。

[作家プロフィール]
勝又邦彦Kunihiko Katsumata
静岡県生まれ。2010年横浜『126 POLAROID - さよならからの出会い -』横浜美術館。2008年東京『所蔵作品展』東京国立近代美術館。2007年ウィーン、オーストリア『YOUNG JAPANESE LANDSCAPE』MOYA。2002年東京『写真の現在 2サイト− 場所と光景』東京国立近代美術館。2003年2004年バーゼル、スイス『バーゼル・アート・フェア(SCAI THE ATHHOUSE)』。


新井卓Takashi Arai
1978年川崎生まれ。写真黎明期の技法・ダゲレオタイプ(銀板写真)を独自に習得し作品制作に用いる。2006年横浜美術館にて個展『鏡ごしのランデヴー Rendezvous on Mirror』、2009年米国フィラデルフィア Project Bashoにて個展『Flawless Lakes』、2011年川崎市市民ミュージアムにて個展『夜々の鏡 Mirrors in Our Nights』。フランス、アドリアン・メンティエンヌ美術館に永久コレクション。
2012年東京国立近代美術館「写真の現在4:そのときの光、そのさきの風」、原爆の図丸木美術館にて個展『福島から広がる視線2 MIRRORS HALF ASLEEP 新井卓銀板写真展』。
写真集に『Here and There - 明日の島』(2012年、KAGAMI)。


廣瀬遥果 Haruka Hirose
1983年静岡県生まれ。2007年東京芸術大学大学院修士課程美術研究科先端芸術表現専攻修了。2003年には「20代作家の挑戦 In & Out 日本・韓国」展にて東京都写真美術館にても展示。


ルード・ヴァン・エンペルRuud van Empel
1958年オランダ生まれ。主な個展に2014年Noordbrabants Museum、オランダ。2013年Fotografiska、ストックフォルム、スウェーデン、Fomu Fotomuseum Antwerpen、ベルギー。2012年 Mopa-museum of photographic arts、サンディエゴ、アメリカ。2011年Groninger museum、グロニンゲン、オランダ。エルト
ン・ジョン・コレクション含め、プライベート/パブリックコレクション多数。

レセプション/トークイベント 9月1日(土) 18:00-20:00
トークイベントゲスト:東京国立近代美術館 主任学芸員 増田玲 氏


全文提供:ギャラリー・テラ・トーキョー
会期:2012年9月1日(土)~2012年10月6日(土)
時間:12:00-19:00
休日:日・月・祝
会場:ギャラリー・テラ・トーキョー
最終更新 2012年 9月 01日
 

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