池田光弘:漂う濃度 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2009年 5月 21日 |
霞がかる大気の凝結した細やかな水滴を採集することも、またその大気の中にあり、濃く、薄く、流れてゆくその大きな動きに包まれることも、共に望む自分に誠実であるように 池田光弘は自らの作品を、“現実から受け取ったものに、より能動的に関わることで新たなイメージを生み出し、現実世界の認識を変容させる可能性を持った作品”と位置づけています。絵の具のマチエール、濃い、薄い、具象、抽象などから生じる可能性を追求することによって、イメージを生み出し、かつ絵の具の物質性を感じさせる、多義的な絵画を制作してきました。絵の具によってもたらされるあらゆる効果を追求することによって、ゼロと無限、無意味と意味などが同時に成立している“絵画”を目指しています。 1978年北海道生まれ。2006年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。2005 年新・公募展(広島市現代美術館、優秀賞受賞)、2007年VOCA展2007(上野の森美術館、VOCA奨励賞受賞)、宙を繋ぐ(シュウゴアーツ)、2008年ネオテニー・ジャパン –高橋コレクション-(鹿児島霧島アートの森、札幌芸術の森美術館、2009年上野の森美術館、新潟県立近代美術館、予定)など。 シュウゴアーツでの2年ぶり2回目の個展になります。 ※全文提供: シュウゴアーツ |
最終更新 2009年 6月 27日 |