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文谷有佳里:「なにもない風景を眺める:無常の情景」
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2012年 5月 16日

なにもない風景を眺める
2012
紙、インク
54.5×78.8 cm

文谷有佳里は、1985年岡山県に生まれました。2008年に愛知県立芸術大学音楽学部作曲専攻卒業。2010年に東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。現在、愛知県在住。
ペンやカーボンを使い、即興演奏のように様々な線を描く独特のドローイングで早くから注目を集めてきました。2010年には群馬青年ビエンナーレ入選、また、あいちトリエンナーレにも参加しています。
「なにもない風景」というタイトルが示しているように、文谷の作品に具体的なモチーフは登場しません。直感で引かれる様々な線は、即興ならではの緊張感と豊かな表情をもち、活き活きとした作品体験に導きます。
Gallery Jin Projectsで2回目の個展となる本展では、新作約25点を展示予定です。迫力を増していくドローイングと、銅版画による新たな線の魅力をお楽しみ下さい。

[作家コメント]
「手の書き癖から生まれる線を自由に走らせ、それらを描き進めてゆく中で生まれてくる構造によってひとつの画面にまとめる。遊び心を持って即興で直感的に描くことによって、潔さと解放感を画面に浮き上がらせる。」
(文谷 有佳里)


全文提供:Gallery Jin Projects
会期:2012年6月27日(水)~2012年7月22日(日)
時間:12:00 - 19:00
休日:月・火曜日及び7/8~11休廊
会場:Gallery Jin Projects
最終更新 2012年 6月 27日
 

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