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兵庫県立美術館屋上に巨大カエル設置
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Written by KALONSNET Editor   
Published: October 10 2011
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9月28日(水)、兵庫県立美術館の屋上に巨大なカエルが現れた。とはいっても、怪獣ではない。オランダの美術家・フロレンティン・ホフマンさんが制作したオブジェ《Kobe Frog》である。ホフマンさんは、2009年に大阪・中之島公園を中心に開催された「水都大阪2009」において、巨大な黄色のアヒル《フローティング・ダック》を制作・展示したことでも知られる作家だ。

このオブジェは、兵庫県立美術館から神戸市立王子動物園を結ぶミュージアムロードの場所を分かりやすくアピールするシンボルとして、美術館側がアーティストのフロレンティン・ホフマン氏にデザイン制作を依頼。10月1日から開幕する「神戸ビエンナーレ 2011」にあわせて設置が行われた。

カエルは「無事カエル」「幸せカエル」といった語呂から、縁起のいい生き物、復活や希望の象徴といわれる。また、カエルは水辺に棲み、親しみやすい姿形をしていることから、ウォーターフロントに面し、阪神・淡路大震災からの「文化の復興」のシンボルとして誕生した兵庫県立美術館にとってふさわしいオブジェとして、カエルのデザインが採用された。

《Kobe Frog》は、幅約10m、高さ約8mのサイズで、テント生地製の素材に空気を入れて立ち上がる構造。頭には赤と白の模様が入った三角帽子と身体には緑と黄のストライプ模様が施されている。美術館への最寄駅であるJR灘駅、阪神岩屋駅(兵庫県立美術館前)だけでなく、ミュージアムロードの北端にある王子動物園からも遠望できるほど、その存在はカラフルで目立つ。

今後もオブジェは常設され、館では愛称を募集するという。10月15日にはアーティストのホフマンさんによる子ども向けワークショップ「カエル着がえる」も開催される。

また、南大階段下にも、9月21日(水)に新たな屋外彫刻作品《きいろとぶるう》が設置されている。建築家・安藤忠雄夫妻と美術家・元永定正さんが寄贈したもので、安藤さんの依頼により、元永さんが立体作品として制作した。

《きいろとぶるう》は、鮮やかな黄色と青色の2本の円筒(直径60センチ)が寄りかかる形の高さ3メートルの作品。

詳細は、兵庫県立美術館ウェブサイト参照<http://www.artm.pref.hyogo.jp/>

Last Updated on October 11 2011
 

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