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ルード・ヴァン・エンペル:Dawn, Moon, World
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2009年 3月 07日

copyright(c) Ruud van Empel / Courtesy of Gallery Terra Tokyo

エンペルの作品は、絵画のような印象を受けますが、実際は計算された配置でコラージュされ作り上げられた世界を写真で表現しています。撮影した写真を組み合わせて、架空の人物や架空の植物を生み出しているのです。「無垢innocence」をテーマに制作されるエンペルの作品からは鮮やかな色彩とエキゾチックな雰囲気、リアルなようでリアルではない不思議な魅力を感じます。本展覧会は新作12 点含め計14点を発表。

”Thomas Struth meets Henri Rousseau-how’s that for a formula?」-Ben Davis,associate editor of Artnet magazine, from the article “Phyco-Social Still-Life”
「無垢であることは作品にとって重要な要素です。子供はまだはっきりと人格を持っていない。そのことで、個人的であったり明確なものにしすぎることなく考えを示すことができるのです。自然を背景として使用したのも、特定の場所や年

を想定したくなかったから。ニュートラルな状態であることによって、見る側が自分自身の考えをその中に持ち込むことができるのです。子供を用いることでモティーフがより開かれより時間を超越したものであり続けるのです」
-エンペル
-雑誌アーティクル2008 年9 月号エンペルインタビュー記事より抜粋

ルード・ヴァン・エンペルRuud van Empelは1958 年オランダ生まれ。1981 年オランダブレダSt. Joost Academy of Fine Arts, Graphic Design Department卒業。アメリカ、フロリダ州ウエストパルムビーチNorton Museum of Artやアメリカ、カリフォルニア州サンディエゴ『Picturing Eden』MoPA-Museum of Photographic Arts、オランダ、アムステルダムReflex Miniature Museum of Contemporary Artをはじめ各国にて多数展覧会開催。

※全文提供: ギャラリー・テラ・トーキョー

最終更新 2009年 4月 18日
 

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