篠山紀信:GINZA しあわせ |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 9月 14日 |
ここに展示する写真は、銀座の1丁目から8丁目に軒をつらねる30の店と、そこで商う人々を写したものです。 被写体となった店は、歴史を積み重ねてきた老舗からごく最近出店したばかりの新顔までさまざまですが、日本人が商う店の最高のクオリティーと個性を保っていることは共通しています。 銀座は近代の日本を象徴する街です。 100年という歳月のなかで、さまざまな業種のあるものが去ってゆき、あるものが残る――銀座の街は日々新陳代謝を繰り返してきました。そして、商売を営む人々は、いつの時代でも銀座に店を構えることに憧れ、店を構えた人はそこで働くことにしあわせを感じてきました。しかし、ポスト近代に入り、日本の街の様相が大きく変わるなかで、銀座といえども、そのブランド価値は見えにくくなってしまいました。 篠山紀信の写真はGINZAで働くしあわせを思い出させます。お客様はしあわせを求めて集まってきます。 写真は撮ったその時を写すだけでなく、過去を思い出させ、未来を指向する力があるメディアです。 本展覧会の参加店・企業(被写体 順不同) 全文提供: 東京画廊+BTAP|東京 会期: 2011年10月29日(土)~2011年11月26日(土) <北京展覧会> |
最終更新 2011年 10月 29日 |