松下は「わたしの作品は一見、機能を失い、意味を剥ぎ取られたような断片や塊りですが、イメージから質感を抽出し、その触覚的効果によって仮想の世界と人とが繋がる（気になる）こと」 を表現しようとしていると言います。

本展覧会名の「ハイパーテクスチャ」はその質感の繋がりによる想像の世界のことを松下が表現した言葉です。「質感と質感を相互に関連付けることによるイメージの横断と、想像の世界と現実の相互作用」を、日本人特有の有機生命体的繋がりに拘りながら作品にしています。

松下竜也 Tatsuya Matsushita
1982年愛知県生まれ。2006年東京芸術大学卒業。2008年ニューヨークMehr Galleryにてグループ展。2011年スイス／ジュネーブTM Projectにて個展。

全文提供：　ギャラリー・テラ・トーキョー

会期：　2011年9月9日（金）～2011年10月8日（土）
会場：　ギャラリー・テラ・トーキョー