越前谷嘉高 展 |
編集部ノート |
執筆: 田中 みずき |
公開日: 2011年 6月 30日 |
絵巻よろしく、縁取られた雲と一緒に描かれる上空からの風景は、暖色系の油絵具で、洋風にまとめられている。下に色を重ねた風合いは油絵の画材やマチエールを意識させる一方、枠線による明確な区切りは日本画を思い起させる。また、イラストのような鳥等も組み合わさり、古今東西の絵画の歴史が一枚の絵画の中に納まっているように思える。大小の17点の絵画の中には様々なモチーフやコンセプトが秘められているのだろうと考えながら楽しみたい。 |
最終更新 2011年 6月 29日 |