北川麻衣子:徒花の咲く |
編集部ノート |
執筆: 田中 みずき |
公開日: 2011年 6月 07日 |
油性色鉛筆(ダーマトグラフ)やボールペンで描かれた絵は、不思議の国の物語のような世界だ。人のように振舞う妖しい動物が黒の世界に立ち上がる。使われているのは黒一色であっても、部分的に光を孕み、多彩な表情を見せている。そして、線を書き込むことで生まれる量感がすごい。大きな画面のものは、独特の世界に入り混むような気持ちになり、小さな作品でも画面に不思議な広がりがあって引き込まれる。 |
最終更新 2011年 6月 07日 |