| EN |

東日本大震災追悼展「Untitled」
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2011年 5月 26日

"Untitled" 2011, Fukagawa Bansho Gallery
画像提供:Fukagawa Bansho Gallery

3月11日に発生いたしました東日本大震災の追悼の意を込め、カメラ・オブスキュラによって取り込まれる倒立した風景を前に、ただじっと佇んで想いを巡らせる場を作りました。

レンズやランプ、電力を使用しない自然光だけで投影される像は、天候や時間帯の影響を受けて絶えず変化します。暗闇の中から次第に現前する倒立した世界を眺めながら、思い思いの時間をお過ごしください。

※全文提供: Fukagawa Bansho Gallery


会期: 2011年5月14日(土)-2011年6月5日(日)
         ※今回に限り、入場は1組2名までの予約制
会場: Fukagawa Bansho Gallery

最終更新 2011年 5月 14日
 

編集部ノート    執筆:田中 みずき


"Untitled" 2011, Fukagawa Bansho Gallery
画像提供:Fukagawa Bansho Gallery

    展示空間の白い壁に投影されるのは、カメラ・オブスキュラの手法で投影される外の風景。暗くなった室内を眺めていると、次第に上下逆転した景色が見えてくる。ギャラリーが隅田川の傍にあるため、長い壁に船がすうっと通る様子が見えたり、広い空に時々きらめく何かの光があったり、眺めていて飽きることがない。漏れ聞こえる、外の音も心に鮮明に響いてくる。また、室内に居ながら外の風景を眺めていると、世界が全て室内に入ってきたような感覚になってくるのも面白い。時間が固定されない写真を体感できる展示。


関連情報


| EN |