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humanite lab vol.25 佐々木かなえ展:Symbol
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2008年 11月 29日

《Emptiness》2007 | 鉄、H1900×W2800×D1900cm | 撮影 内田芳孝 | copyright(c) 2007 Kanae Sasaki.| Courtesy of Galerie Tokyo Humanité

ギャルリー東京ユマニテが若手作家を紹介する「ユマニテララボシリーズ」。今回は佐々木かなえを紹介いたします。佐々木は現在、多摩美術大学大学院博士課程に在籍。鉄を素材に大規模で有機的な作品を発表しています。昨年からは女性を象徴する毛髪や編みタイツなどの具体的な形が現れてきました。 今回発表する作品は、その延長線上にある棘を持つ薔薇の群集。鉄の素材によって凛と立ち上がるその様は、女性として生きる彼女の覚悟が表出しているかのようです。初個展となる今回、2m大の大作を中心に展示いたします。

作家コメント
私は主に鉄を素材として作品を制作している。鉄という素材は硬度・強度があり、建設材の骨組み等にも使用されていることから頑強で男性的なイメージを受け易いだろう。しかし鉄と向き合って制作していると、その強さの中にしなやかで繊細な部分を見出すことが出来る。それは女性的とも言えるような、私にとって魅力的で親近感のある特質である。線が細くとも芯のある強い存在、それは私自身にとっても、作品にとっても大切にしていきたいことと考えている。

※全文提供: ギャルリー東京ユマニテ

最終更新 2008年 12月 15日
 

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