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永田惇哉:スタビライザー
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2011年 4月 27日

《Self-Portrait1996》2011年
キャンバスに油彩|73.0 × 61.0 cm
画像提供:Gallery Jin Projects
Copyright © Junya NAGATA

永田惇哉は、1987年に鳥取県で生まれました。2011年に東京造形大学造形学部絵画専攻領域を卒業。2010年に「酸化したリアリティー/群馬青年ビエンナーレの作家たち」(群馬県立近代美術館)に出品。当画廊での2回目の個展となる本展では、新作の絵画作品約10点を展示予定です。

「絵を描くことは虚像を定着させる一種の行為だと思いますが、その虚像の劣化が一つのテーマです。虚像は常に劣化と関わっています。虚像に変換される際の劣化、記憶の状態での劣化、定着される際の劣化、定着された物の劣化などです」。永田のコメントからは、作家自身の制作の問題意識に留まらず、イメージにまつわること、知覚すること自体についての、アグレッシブな探求が伝わってきます。

本展は、弊廊移転後初めての展覧会です。新スペースのこけら落としにふさわしい、新鮮なエネルギーに満ちた空間をご期待下さい。

作家コメント
私が一つの絵を完成させたとき、どこかで違う絵は消滅しているのでしょうか。私たちの前には常に新しい時間が訪れていますが、あふれだした時間はどこへ行くのでしょうか。

※全文提供: Gallery Jin Projects


会期: 2011年5月7日(土)-2011年6月5日(日)
会場: Gallery Jin Projects

最終更新 2011年 5月 07日
 

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