Jeong, Dong-geun 展 |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2011年 1月 13日 |
人間は生まれてから大人になって行く途中、教育や経験など周りのいろいろな環境によってそれぞれの人格が形成されて行く。このように地球上には数多くの人々が住んでおり、それぞれの姿や肌の色や性格も違う。 私の作品の中にある石もやはりこのようだ。最初は角があって目立っていたのも長い時間が経つにつれ、丸くなったり、ちいさくなったりしてその様子が変わって行く。浜辺にある丸い石、川辺にある滑らかな石、それをよくみていると、似ているようにみえるが、実は全然違う。それはまるで人間の様子と同じである。 それで私は波や風などどんなことにもあいかわらず、そのまま自分の位置をまもっているモンドル(まるくて滑らかなくろい石)に魅力を感じ始めた。私がモンドルを描くのはまるで自分のアイデンティティをさがすための作業かもしれない。 私の作品の中でモンドルを除いたすべての形状は夢を象徴しているのだが、これらは私を支えている要素である。絵の中にあるモンドルの自然的なイメージと内面世界の再現は縮まった意味を強く表現するために現実と距離をつくってある。象徵的ないろいろな要因がモンドルと組み合わさって、新しい空間を作りながらまた翼を広げているのかもしれない。 ※全文提供: Galerie RECOLTE 会期: 2011年1月18日(火)-2011年1月23日(日)※最終日17:00まで |
最終更新 2011年 1月 18日 |