カワニシタカヒ:VANISHING |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2010年 12月 06日 |
「VANISHING」と題された本展では、動物という大きな1つの明快なモチーフの中に、消滅、消え失る(生けるものに確実に訪れる死や絶滅の危惧という絶対的なテーマをなぞらえ、アクリル絵具や水性クレヨン、インク、墨汁、鉛筆、ロウ、ペンキ、染料、ニスやガスバーナーの熱といった様々な異素材との組合わせにより探求されるマチエールや、下地の時点から幾層にも作り込んだ支持体を、削り、ひっかき、拭き取り、版画や彫刻のように引きながら生み出し、モノの姿を描き出すという制作工程の元に、生の強さと死の気配の表裏一体、自身の描くという事への情熱、希望と諦めの表裏一体を ”VANISHING”という単語に込め、重ね合わせています。 ※全文提供: artdish g 会期: 2010年12月3日(金)-2010年12月25日(土) |
最終更新 2010年 12月 03日 |