名画の登場人物や映画女優に自らが扮するセルフポートレイトの写真作品で知られる美術家、森村泰昌（1951 年大阪生まれ）。関西を拠点に国際的な活躍を続ける、人気と実力を兼ねそなえた現代作家です。本展は、兵庫県立美術館が近年収蔵した森村作品72点を軸に、ある美術蒐集家がコレクションした作品約80 点により、他所では見ることのできない森村の「その他」の魅力に触れていただける貴重な機会です。

森村泰昌（もりむら・やすまさ）略歴
1951年大阪生まれ、京都市立芸術大学卒業。1985年、ゴッホの自画像に自らが扮するというセルフポートレイトによる写真作品を発表。1988年、「ヴェネツィア・ビエンナーレ・アペルト’88」に出品、以後、国内外で多数の展覧会に参加。古今東西の名画を題材にした〈美術史シリーズ〉、往年の名画女優による〈女優シリーズ〉などの写真作品を中心に、一貫してセルフポートレイトの表現を追求。また映画や演劇にも出演。著作も多い。
公式ホームページ森村泰昌芸術研究所 http://www.morimura-ya.com/

・スペシャルトーク+関連作品上映会
森村泰昌（美術家）×小吹隆文（美術ライター）
12 月12 日（日）14：00～15：30 ミュージアムホールにて（230 席） 聴講無料
※当日11：00 より整理券配布
※兵庫県立美術館［芸術の館］友の会との共催事業／会員向け優先予約有

・学芸員によるギャラリートーク
2 月19 日（土）16：00～（約45 分）展示室にて要観覧券

※全文提供：　兵庫県立美術館

会期：　2010年11月20日（土）－2011年3月13日（日）10:00 - 18:00｜月曜、12月31日－1月11日休館
          ※特別展開催中の金・土曜日は夜間開館午後8 時まで※入場は閉館の30 分前まで