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オランダのアート&デザイン新言語
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 10月 20日

タケトモコ《ホームレスホーム・プロジェクト、ピース・オブ・ホーム》
(アムステルダム、ダム広場 2004年) 
Photo: Gert-Luc van Poelje 参考画像

1990年代から、その前衛的なアプローチにより注目を集めたオランダ・デザインは、大量消費社会に多くの人々が違和感を覚え始めた時代の変化を背景に存在感を高め、いまや世界のデザインにおけるトレンド・リーダーの役割を担っています。彼らはそれまでの快適さや機能性を追求する20世紀デザインとは対極にある、まったく新しい価値観を提示しました。

コンセプチュアルと言われるその作品は、人の存在を肯定・尊重しながらも、「環境と消費」、「都市と社会システム」、「歴史と文化の継承」など、今日的な問題意識を下敷きにして、私たちに未来の選択を問いかけます。

本展では特に人とモノとの関係、そして人と人とのコミュニケーションを問いかける代表的なアーティスト/デザイナーである、テッド・ノーテン(コンテンポラリー・ジュエリー)、マーティン・バース(プロダクト・デザイン)、そしてアート分野からマルタイン・エングルブレクト、タケトモコが参加します。彼らの作品は作品との接触によって、私たちの生活感覚にダイナミックな化学変化をもたらすような触媒作用を果たしています。驚きとユーモアのなかにイマジネーションが自然と拡大される、最新のオランダ・アート&デザインのエッセンスをお楽しみください。

※全文提供: 東京都現代美術館


会期: 2010年10月29日(金)− 2011年1月30日(日)

最終更新 2010年 10月 29日
 

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