青木瞳は1987年岐阜県に生まれました。2009年多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業。現在、多摩美術大学大学院美術研究科修士課程に在学中。今後の活躍が期待される、気鋭の若手作家です。青木は一貫して、生命の姿を描出することに重きを置いて制作してきました。それらは未知の姿形をしているにもかかわらず、確かな鼓動を感じさせ、紛れもなく命をもつものであることを訴えかけてきます。Gallery Jinでの初の個展となる本展では、紙とペンを用い、異景、そして異形のものたちを細密に描いた平面作品約10点とドローイング数点を展示予定です。

作家コメント
画面上に紡ぎ出される異形のものたち。目を凝らすと、それは動物の器官を持っていたり、植物の蔓や花弁で構成されていたりします。これらは私のイメージから作り出された、様々な生物が渾然と融和した姿です。空想の産物は、普段は目に見えないくらやみの中で、姿を現すその時をじっと待ち焦がれています。

※全文提供：　Gallery Jin Projects

会期：　2010年9月18日（土）－2010年10月9日（土）