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クーノ・ゴンシオア:レイト・ペインティングス
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 6月 09日

画像提供:タグチファインアート | © Kuno Gonschior

クーノ・ゴンシオアは1935年ドイツ、バンネ=アイケル生まれ。1961年にデュッセルドルフ美術大学を卒業し、1963年までケルン大学で学ぶ。1982年から2000年までベルリン美術大学教授。2010年3月ドイツ、ボッフムにて急逝。

クーノ・ゴンシオアはゴットハルト・グラウブナーやゲルハルト・リヒター、ジグマー・ポルケ等とともに、ドイツ・アンフォルメルの中心的な画家であるカール・オットー・ゲッツ門下生であり、1962年の初個展以来多くの個展で継続して作品を発表、1971年の国際展ドクメンタ6をはじめとする多数のグループ展にも出品、コンセプチュアルな色彩抽象画家として戦後のドイツ絵画において主導的な役割を果たしてきました。今日ではドイツで最も重要な現代画家の一人に位置づけられ、数々の重要なコレクションに収蔵されています。近年ではアメリカやオーストラリア、アジアなどヨーロッパ以外の国々での展覧会の機会も増え、その評価は世界的なものになりつつあります。それだけに彼の突然の死が大変惜しまれます。

彼の急逝は2011年に予定されていたタグチファインアートでの初個展のための新作の準備中の出来事であり、残念ながらスタジオに残された作品はどれも完成をみませんでした。そのため今回は、あらかじめ東京へ送られてきていた近作を中心に、主を失った居間の壁に掛けられていた小品を展示し、小規模ではありますが彼の日本での初個展とし哀悼の意を表したいと思います。ぜひご高覧下さい。

※全文提供: タグチファインアート


会期: 2010年6月26日-2010年7月24日

最終更新 2010年 6月 26日
 

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