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横山裕一:BBF
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 5月 09日

画像提供:ARATANIURANO

横山裕一は1967年宮崎県に生まれ、美大で油絵を学んだ後、自らの表現に適したメディアとして漫画を描き始めました。これまで『ニュー土木』、『トラベル』、『NIWA』、『アウトドアー』、『ベビーブーム』など、数々の漫画作品を生み出し、国内外で高い評価を得ています。また、現在開催中の川崎市市民ミュージアムでの個展「横山裕一 ネオ漫画の全記録:私は時間を描いている」の他、「六本木クロッシング」(2007年 森美術館)、「City_net Asia」(ソウル市立美術館)など数多くの展覧会に参加しています。

「時間を描いている」と言う、横山裕一の漫画は一般的なストーリー漫画とは一線を画します。台詞がほとんどなく、「ドドドド」、「ワー」等のオノマトペが大胆に用いられ、不可思議ながらも魅力的な空間で、クールなキャラクター達が縦横無尽にスピード感をもって動き回ります。横山自身が「ネオ漫画」と評するように、二次元のメディアの限界を軽々と超え、「時間」と「空間」が見事に描かれたその独特の表現は、観る者に新鮮な驚きと興奮をもたらし、ジャンルを超えて大きな影響を及ぼし続けています。

今回の ARATANIURANO での個展“BBF”では、先月末に発売されたばかりの横山裕一最新作品集『ベビーブームファイナル』(Akio Nagasawa Publishing)の発売を記念して、作品集出版のために横山が約2年を掛けて描き溜めてきた原画の中から、自身が厳選した作品をシルクスクリーンにして展示する他、100部限定のオリジナル作品付き特装本やTシャツも販売いたします。

また、展覧会前日及び初日には公開制作も行い、ギャラリーで100号のキャンバスに挑みます。

※全文提供: ARATANIURANO


会期: 2010年6月4日-2010年7月14日

最終更新 2010年 6月 04日
 

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