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楢橋朝子:近づいては遠ざかる
編集部ノート
執筆: 平田 剛志   
公開日: 2009年 11月 22日

楢橋の1989年の初個展『春は曙』と2009年の『half awake and half asleep in the water』の最新作及び都市を撮影した新作が安藤忠雄設計によるコンクリート空間に展示される。20年という時を隔てて展示される2つの写真シリーズは、2階建ての吹き抜け空間に「近づいては遠ざかる」ように、時空を越えて都市の異なる相貌が見えてくる。また、1階壁面に横並びに展示される『half awake and half asleep in the water』と都市の写真は、水のイメージが都市へと浸食し、たゆたうような揺らぎを作り出すのが印象深い。

最終更新 2010年 6月 27日
 

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