展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2010年 4月 15日 |
自分一人の体を包む、自分で作った皮膚がある。 おしりまで届く長い髪や大きなリボン、幾重にも重なるフリルの服で体を覆い、私は何かを守っています。 皮膚は他人を拒絶し居心地のよい孤独を作ってくれる繭であると同時に内に向かうその形は自分自身を抑制し、縛りつける檻でもあります。 皮膚、血、髪の毛、リボン、お気に入りの下着とソックス。レースのお洋服。 バスタブ、部屋、嘘。 薄い膜のように重なり私を覆う、不自由な安心感のある柔らかな檻。 そのプライベートで純度の高い密な空間を油彩やドローイングで表現したいと考えています。 今展では、新作油彩作品7点、ドローイング2点を展示致します。是非、ご高覧下さい。
※全文提供: 文京アート
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最終更新 2010年 4月 17日 |