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201OAFTY
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 3月 20日

藤森詔子 《湿》 2009年|木製パネル、TMKポスター紙、鉛筆、水彩絵具|80.3cm×130.4 cm|画像提供:Gallery Jin Projects copy right(c) Shoko FUJIMORI

現在、美術系の大学に在籍、又は、今年3月に卒業或いは大学院を修了した若手作家の中から、将来大いにその活躍を期待したい作家を選考。東京で行われる春のアートフェアの時期に合わせ、フレッシュに紹介する展覧会を行います。また併せて、出身大学(武蔵野美術大学)に保管委託されていた正木隆の作品2点の特別展示も行います。なお、会期中に、文谷有佳里の公開制作もあります。 春のアートフェアシーズン、是非、谷中へもお立ち寄りいただき、超新星達の作品をご高覧いただけたら幸いです。 出品作家:能智雄大、寺澤真澄、藤森詔子、文谷有佳里、正木隆(特別出品) ※正木隆の作品については、サイレントオークションを実施いたします。(オークション出品作品2点は、画廊のウェッブサイトでご確認ください。http://www.galleryjin.com/exhibitions/100331_201OAFTY.html ) ※武蔵野美術大学鷹の台キャンパス2号館gFALにて、正木隆展5/27~6/16開催予定。会期中、シンポジウムを予定 能智 雄大  Yuta Nohchi
1986年東京都生まれ。2010年3月東京造形大学造形学部デザイン学科写真専攻卒業。掛け軸状の写真作品「日本画的写真」を展示予定。

作品コンセプト ー 写図
写真は光画ともいわれてきたように、光がつくりだす絵。
その考え方を元に「日本画的写真」をコンセプトに制作しました。
そして、撮りおろされた写真を伝統的な掛物にあてはめ、写真と掛け軸が一つになり、新しい世界観をだすことを試みました。

寺澤 真澄 Masumi Terasawa
1987年愛知県生まれ。2010年3月多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業。キャンバスにではなく、垂れ下げられた布状のものや紙にアクリルで描かれた絵画作品を展示予定。

私が制作のテーマにしていることは「気になるモノやコト」です。
普段生活している中で、少しでも自分の中に引っかかったことを消化し取り込むことで、それらに自分という色を着けます。
感性は人それぞれ違い、気になる物事も全く違います。
その中で、自分が気になったモノを描くことで、私という存在を表現しようとしているのだと思います。

藤森 詔子   Shoko Fujimori
1986年北海道生まれ。現在、東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻在学中。綿布にアクリル絵具、油絵具等で描かれた絵画作品を展示予定。

経験や感情が生物の肉体に投影された姿を描きたいと思っています。

文谷 有佳里   Yukari Bunya
1985年岡山県生まれ。2008年愛知県立芸術大学音楽学部作曲専攻卒業。2010年3月東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。即興で描かれたドローイング作品を展示予定。会期中、公開制作も予定。

題名「drawing 生きた眺める風景」のコンセプト
手の書き癖から生まれる線を自由に走らせ、それらを描き進めてゆく中で生まれてくる構造によって一つの画面にまとめる。具体的なイメージを持たずに描くが、出来上がった画面は「眺める風景」を喚起させる。意図を排除しながら即興で描くことにより、嘘やわざとらしさを自分の中から解消してゆき、そのことによって生まれる清らかさを画面に浮き上がらせる。

正木隆(特別出品) Takashi Masaki
1971年兵庫県生まれ。1998年武蔵野美術大学大学院造形研究科油絵コース修了。2004年没。現在「国立国際美術館新築移転5周年記念 絵画の庭-ゼロ年代日本の地平から-」国立国際美術館に出品中。パブリックコレクション:国立国際美術館、東京国立近代美術館、埼玉県立近代美術館、兵庫県立美術館、静岡県立美術館。絵画作品2点を展示予定。http://www.galleryjin.com/artists/masaki_takashi/index.html ※全文提供: Gallery Jin Projects

 

最終更新 2010年 3月 31日
 

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