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池田満寿夫:ワンダーランド
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 2月 18日

《五月》1966年|銅版画|45.8×40.5cm|ed30 画像提供:乙画廊 copy right(c) Masuo IKEDA

落書きスタイルと言われた初期の銅版画。その内包された官能美は晩年まで昇華をたどり、決して衰える事はなかった。在命なら今年で 76才、まだまだ現代アーティストの最前線で活躍されたのであろう。その超マルチな才能で、この荒み切った世を変え、導いてくれたのではないだろうか。 稚拙で白雉的だが、ピリッとエスプリが利いた高貴なエロチシズム。その作品は美術館にも数多くコレクションされ、国内外とも高い評価を受けている。乙画廊3回目となる、今展では20点余の展観となります。是非、この機会にその特出した独創性溢れる作品群をご賞味下さい。 Ikeda Masuo
1934年旧満州出身/ 画家.版画家.挿絵画家.彫刻家.陶芸家.作家.映画監督
1957年東京国際版画ビエンナーレ入選
1960年文部大臣賞
1965年NY近代美術館日本人初の個展
1966年ヴェネツイア・ヴィエンナーレ国際版画大賞
1977年『エーゲ海に捧ぐ』芥川賞受賞、チッチョリーナ主演の同映画監督
生涯制作版画1000点超、陶芸3000点超。1997年3月8日熱海の自宅で愛犬に抱きつかれ昏倒、心不全にて急逝。同4月からは多摩美術大学教授就任内定だった。 ※全文提供: 乙画廊

最終更新 2010年 3月 20日
 

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