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山田瑞子:Jewellery for thinking about Jewellery
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2009年 12月 02日

画像提供:ギャラリー四門

彫金・鍛金など金属工芸の技術を用いてジュエリーやオブジェを制作する、山田瑞子の個展。 山田瑞子は"手触りの良い形"(tactile form)という独自のテーマのもと、硬い金属素材を使って、いかに手触りの良い形を作るか、触らなくても視覚的に伝わる手触りの良さを追求したジュエリーを制作するとともに、20年にわたる制作活動の中で、ジュエリーの歴史にも造詣が深い作家です。イギリス、アメリカ、韓国など各国での展覧会を多数開催するとともに、ジュエリーに関する講義も行っています。 「Jewellery for thinking about Jewellery」では、ジュエリーのポジティブな面とネガティブな面を顕著に見せる装置としての表現を追求しています。そして一見、甲冑を思わせるフォルムの中にジュエリーという作品が内包する様々な意味を想像させてくれます。 本展では、2008年~2009年にかけて英国内、Bilston Craft Gallery、Jersey Arts Centre、Art Gallery、Brewery Arts、Doncaster Museum and Art Galleryの5カ所を巡回した後、韓国の国際クラフトビエンナーレで展示された新作「Jewellery for thinking about Jewellery」、そして近作を発表する予定です。 山田 瑞子
1964年 東京生まれ
1988年 東京芸術大学美術学部工芸科彫金専攻卒業
1990年 東京芸術大学大学院美術研究科鍛金専攻修了、原田賞受賞
1990,91年度  東京芸術大学大学院美術研究科鍛金研究室研究生
1997年 高岡クラフトコンペ奨励賞
2008年 淡水翁賞(美術工藝振興佐藤基金) ※全文提供: ギャラリー四門

最終更新 2009年 12月 05日
 

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