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蓬生ゆり展 What the Black Shows
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2022年 6月 16日

出品作品より(ミクストメディア)

「黒い絵の具の粒子が水に乗って、表面にある溝に降り積もる。それを見ていると、夜道を歩きながら忘我する、物悲しくも心地の良い時間を思い出す。まるで夜風になったかのように暗闇を進み続ける時、意識が身体に先立つことがある。絵画の視覚的冒険も、そうしたものでありたい。」

感情を身体の動きに託して画面に投影する表現主義的な側面と、色彩と形態を緊密に織り込んで自立的な空間としてたち上がらせる意志。その二つの方向性を両輪として、蓬生ゆり(HoshoYuri)の絵画探求はまだ数年とはいえ着実な歩みを見せてきました。しかし彼女はその出発点から、絵画というものが、生きている現実の衝撃と重みを受け止めてこそ立ち上がるものだということも、自覚しています。今回の個展でその画面に刻まれるであろう出来事は、同じ時を生きる私たちに何かを語りかけるはずです。

http://galleryk.la.coocan.jp

全文提供:Gallery K


会期:2022年6月13日(月) 〜 2022年6月18日(土)
時間:11:30~18:30 土曜日~17:00
休日:日曜日
会場:Gallery K

最終更新 2022年 6月 13日
 

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