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松下竜也:マトリクス
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2009年 11月 09日

画像提供:ギャラリー・テラ・トーキョー

本展覧会では、コラージュとという手法を継続しつつ、立体作品にも初挑戦し、表現の幅を広げた約15点の新作を発表する。 今回の展覧会タイトルでもある「マトリクス」はラテン語の「子宮」からとったと松下は言います。それは「何かを生み出すもの」を意味し、増殖し、何かを生み出し続ける現代消費社会を髣髴とさせます。また松下によると、「その包み込むようなイメージから、キャンバス地に樹脂で埋め込まれた円形のコラージュやペインティング部分は、「社会」というものに包み込まれ、貴族している私たち自身、もしくは社会そのもの、を表している」のだそうです。「今」を切り取り閉じ込める。まさしく「カタログ=現代の象徴」を切り抜き埋め込み誇示こめている松下の作品。今回のシリーズは「今」のなかでも、特に今の「社会」と「個人」の関係性を表現した者になっています。 松下竜也は1982年愛知県生まれ。2006年東京藝術大学卒業。2008年NY Mehr Galleryにてグループ展参加。

※全文提供: ギャラリー・テラ・トーキョー

最終更新 2009年 11月 21日
 

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