五十嵐英之:Photogenic Pigments In This Topos. |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2009年 9月 18日 |
先達が暗い闇の中にさし込んだ光から、像をみつけた瞬間がある。目で見た風景などが、場をうつす像としてたちあらわれたのだ。 それ以降、人は光をすくいとるように像をみることに魅了され、その美しい像を永遠に見続けることに憧れた。William Henry Fox Talbotはそんなひとりかもしれない。彼は、写真術の実験に取組み、光で絵を描くという表現感覚をもってフォトジェニックドローイングという写真作品を残している。 五十嵐もまた、近年、描くことについて絵画や写真などをとおして作品を制作してきた。近2006から始まった中西夏之氏との共同制作や研究記録などにもその片鱗がみられる。2005年以降海外での発表を中心にしてきた五十嵐であったが、今回は、京都-倉敷という新しい制作環境を得ての久しぶりの国内展示となる。 全文提供: モリユウギャラリー |
最終更新 2009年 9月 26日 |