末むつみ:10 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2009年 9月 12日 |
約2年間のフランスでの滞在制作を終え、今夏、帰国したばかりの末むつみの新作ペインティングを約7点、展示する予定です。 帰国早々、グループ展や、アートフェア「ART OSAKA 2009」、「KOBE ART MARCHE 2009」への参加、そして個展開催と、精力的に制作と、発表をつづけている、末むつみですが、この秋も個展の他にさまざまな場所で発表を予定しております。 展覧会タイトルの “10” は、個展初日の10月10日の“10” でもありますが、「今回の個展が自分の制作活動の意識としてなにか節目のようなものを感じている」と、作家が言うように、制作というものを意識しはじめてからの10年という意味合いも大きいのだと思われます。 展示予定の作品はすべて、油絵具、アクリル、ボールペンを用い、キャンバスに描かれています。(これまで、キャンバスのみならず、トレーシングペーパーや油紙などさまざまな特殊紙に描くことも多かった。)今回は、グリーンを基調にした色彩で、波打つような感情の起伏や、波長のかたち、潮の満ち引きなどを感じさせる、視覚から感受性をくすぐるような作品群がラインアップされます。 数字のタイトルに関して、「数字が記号のようでいい」とも、作家は言います。その “10” というナンバーを読み解くように、記号化された作品にまつわるイメージを、観る人それぞれがさらに広げていくような、愉しくも、深く、広い、末むつみワールドをぜひともご堪能ください。 末むつみ Mutsumi Sue 全文提供: fabre8710 |
最終更新 2009年 10月 10日 |