小泉明郎:MAMプロジェクト009 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2009年 8月 31日 |
「MAMプロジェクト009」では小泉明郎(1976年生まれ)を紹介します。小泉は映像作品を中心に制作する新進気鋭のアーティストです。近作の多くは、作家と登場人物の対話、あるいは物語を語る出演者に作家が演出を加える様子をビデオに収めたもので、題材も作品に登場する人物の実話に基づく母親との思い出や、恋人と別れたトラウマなどを扱っています。時にコミカルに、また時に暴力的なまでに描かれるその物語は、激情や陶酔、怒りや悲しみなどを描写しながら、その裏に潜む人間心理の本質や感情について探求する試みで、「ユーモアと不条理のドラマ」とも呼ぶことができるでしょう。 小泉にとって美術館初個展となる本展は、新作を含む2 作品を紹介します。今後一層の国際的な活躍が期待される、ビデオ・アートの若き駿才による独自の映像世界をお楽しみください。 ※全文提供: 森美術館 会期: 2009年7月25日-2009年11月8日 |
最終更新 2009年 7月 25日 |