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タブレット
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2014年 6月 13日

 

作家というのは各々のスタンスでものを見つめ、思考し、どこかで自身の作品に奇跡が宿ることや、何かの核心に触れることを望み、それらの来訪を待ち侘び、祈りにも似た気持ちで日々の制作を続けるのでしょう。
今回の展示メンバー5人は私たちが共同で借りているアトリエ「斧とケーブル」のメンバーです。立体、平面、その間に属するもの等、5人それぞれの立ち位置から見据えた作品を展示します。
元々仲の良かった面子ではありますが、作っている作品はてんでバラバラで、あらゆる作家が抱えているであろう問題意識以外に特記するような共有するコンセプトは見当たらず、そこに無理やりに言葉を当て込むようなこともなんだかつまらないように思えました。なので今回の展示では普段制作している作品をメインに、それとは別に物質的な共通項として同型の机を一人一脚ずつ用意することにしました。
机の扱い方はそれぞれに委ねます。一作品として成立させるも、制作過程を見せるも、好きなものを飾り付けるも、普段の制作とは違う切り口で実験的に扱うもよし。
机は作家にとっての制作、思考の現場であり、どんなタイプの作品を制作する人であっても思い入れを持つ場です。その場の扱い方で、個々の作家性や、作品になり切らない隙のあるもの、作品そのものとは違う側面などを、並列して見せられたらと思います。

【出展作家】
今村洋平 岡本果倫 小林孝一郎 松本真希 三津繁郎

●7月6日(日)
・トークショー 16:00〜18:00
ゲスト:片多祐子(横浜美術館学芸員)
栗原一成(美術家・多摩美術大学准教授)
酒井一有(作家)

全文提供:アキバタマビ21


会期:2014年6月7日(土)~2014年7月13日(日)
時間:12:00 ~ 19:00(金・土は20:00まで)
休日:火
会場:アキバタマビ21

最終更新 2014年 6月 07日
 

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