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森下大輔:歌
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Published: June 02 2014
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[作家コメント]
風景の中で、言葉が呼吸をしている。
言葉はただ、呼吸を繰り返し、そのリズムに従っている。
そしていつしかそれを忘れて、リズムそのものになった時、言葉は消え、歌になる。
風景の中で、歌が歌を歌っている。
歌は存在を吸い上げ、
時間を織り込み、
空間を重ねあわせることで、
知っているものと知らないものとを繋げてゆく。
だが、ふと呼吸のリズムを思い出した時、
白が底なく白く映えて、思わず笑ってしまう。歌が沈黙に満ちていたからだ。
満たされないということに同意してはじめて、目が見えるようになるというのに。

全文提供:gallery 10:06


会期:2014年6月1日(日)~2014年6月7日(土)
時間:19:00 - 22:00 土日祝14:00~20:00
会場:gallery 10:06

Last Updated on June 01 2014
 

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