展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2014年 5月 28日 |
KUNST ARZT では、山西杏奈の初個展を開催します。 山西杏奈は、展示空間を念頭に、素材との対話によって、互いの中に内在/潜在するカタチを抽出するアーティストです。 まるで文様として施されたかのような美しい木目を纏いつつ、“結ぶ”、“ねじる”、“たわむ”といった木材らしからぬフォルムの連作「無題(2013)」、自然エネルギーの中にたゆたうように注連縄が立ち上がる「三本立像 (2012)」など、装飾性を極力排除したスピリチュアルな美を内包しています。 本展は、木材以外の素材と向き合う新たな試みです。ご注目頂ければ幸いです。(KUNST ARZT 岡本光博)
[作家コメント] 私は時間をかけながら場所と作品の間にある目に見えない緊張感を作りだそうと思い制作をしています。 同じ素材をじっと見つめ続け、限られた材料の中で何度も同じ作業を繰り返し、最終的に自分の形と空間と素材がぴったりと合わさった作品を作り出したいと思っています。 沢山の物や素材や情報に囲まれた世界の中で、同じ素材を毎日見つめ、同じ作業を繰り返しながらゆっくりと素材を変化させていく行為は私にとって自己への探求に近いと思います。
[作家プロフィール] 1990年 大阪府生まれ 2008年 京都市立芸術大学美術学部工芸科 入学 2012年 京都市立芸術大学美術学部工芸科漆工専攻 卒業 2014年 京都市立芸術大学美術研究科工芸専攻漆工 卒業
主な展覧会 2011年 京都市立芸術大学作品展 平館賞受賞 (京都市美術館/京都) 2011年 COLORS OF KCUA 2011 (ギャラリー@KCUA/京都) 2012年 下迫良輔 山西杏奈 二人展 「なかみ」 (同時代ギャラリー/京都) 2013年 京都市立芸術大学 修士課程工芸専攻有志展 「尺とり遊び」 (ギャラリー小西/京都) 2014年 京都市立芸術大学作品展 大学院市長賞受賞 (京都市美術館/京都)
全文提供:KUNST ARZT
会期:2014年7月22日(火)~2014年7月27日(日) 時間:12:00ー19:00(最終日17:00まで) 会場:KUNST ARZT
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最終更新 2014年 7月 22日 |