高田冬彦/平川恒太:第2回 道徳展 |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2011年 4月 15日 |
本年3月に高田冬彦は東京造形大学を、平川恒太は多摩美術大学を卒業した後、共に東京藝術大学絵画専攻修士課程に進みました。学部在籍中から数々の個展やグループ展を開催するなど、今後目が離せない注目の若手アーティストです。 平川が描く絵画空間では、薄いカーテンのような表層の奥に、繊細に描かれた世界が見え隠れします。 目を凝らしそこを覗き込めば、人々が銃を片手に戦う姿や傷ついた兵士といった戦争にまつわる様々な情景を確認できます。柔らかなベールに包み込みながら、平川は人間が繰り返してきた負の歴史への疑問や思いを我々に静かに語りかけてきます。 高田はパフォーマンスイベントを中心として、絵画、映像、写真など複数のメディアを駆使し発表を続けています。 高田はいじめやエログロといった現代が抱える闇の部分を積極的に取り上げます。高田の表現は、目をそらしたいが見ずにはいられないそんな衝動を引き起こします。強烈な作品の印象は、見た者の脳裏に焼き付けられることでしょう。 2度目となる高田、平川による「道徳展」。今回は我々にどのような強い想いをぶつけてくれるのでしょうか。是非この機会に若き2人の表現を直に体験していただければと思います。 ■4月16日 (土) 17:00〜 ゲストトーク ■ 4月23日 (土) 18:00〜 ゲストトーク ■ 4月24日 (日) 15:00〜 Pre Ongoing School ※全文提供: Art Center Ongoing 会期: 2011年4月13日(水)-2011年4月24日(日) |
最終更新 2011年 4月 13日 |