遠藤一郎:Driving Photo Music THE MOVIE |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2010年 12月 20日 |
1979 年生まれの遠藤一郎は、車体に大きく「未来へ」と描かれ、各地で出会った人々がそのまわりに夢を書いていく『未来へ号』で車上生活をしながら4年に渡り全国各地を走り、「GO FOR FUTURE」のメッセージを発信し続けてきました。 今回の企画は、多岐に渡る彼の活動を3つの方向でみせてゆきます。一つは、island MEDIUM での『世界のみなさんこんにちは』。それは、2005 年に行われた「ふつう研究所」の展示に於いて遠藤が初めて制作した映像のタイトルでもあります。同名の作品として制作された幕には、遠藤の活動の基本姿勢でもあります「We are alive on the earth.We are family in the world.Let’s make a big ring for our FUTURE」という彼のステートメントとなるメッセージが記載されており、来場者と共により強いメッセージを作り上げます。今回はメディアを開発するというisland MEDIUM という場所ならではの、「世界のみなさん」にむけた番組の配信や、現場での人の出会いや痕跡、そしてその結果できた輪を形としてみせるような展示を予定しています。 Art Center Ongoing での『Driving Photo Music THE MOVIE』では、遠藤が『未来へ号』に乗りながら撮りためた写真に、『未来へ号』の心臓の血ともいえる「エンジンオイル」で言葉を描いた写真シリーズと、『未来へ号』のドキュメント映像がみられます。遠藤の活動がかいま見られる展示となります。 また、TOKYO CULTUART by BEAMS での『愛と平和と未来のために』では、美術手帖にて連載中の2年分の掲載さ れた原画を展示すると共に、同名で行った二つのイベント、一つは六本木ヒルズにて行ったパフォーマンスの映像作品と、水戸芸術館で行ったパフォーマンスの記録などを展示いたします。 同時に開催予定のグループ展においてもまた、遠藤の企画者としての側面が『わくわくSHIBUYA』にて、作品の新たな見え方が『暴力と宇宙』展や郷芸術スター誕生『チャンピオン決定戦』にてみられるでしょう。 これら6つの企画(3つの個展と3つのグループ展)を通し、遠藤一郎が現代に投げかける問題やメッセージをより明確な形で伝え、社会に届けます。より自由な未来美術家の同時多発的に行動、発信していくという垣根を越えた新たな現場の目撃者として是非ご来場ください。 遠藤一郎 Ichiro ENDO (未来美術家) 大遠藤一郎展『未来へ』プロジェクト概要 個展『愛と平和と未来のために』 グループ展『TEAM 17 わくわくSHIBUYA coordinated by 遠藤一郎』 グループ展 水谷一企画展『暴力と宇宙』 グループ展 本郷芸術スター誕生『チャンピオン決定戦』 ※全文提供: island MEDIUM 会期: 2011年1月19日(水)-2011年1月30日(日) |
最終更新 2011年 1月 19日 |