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高橋常政展 ―見つめてくる「イメージ」を見つめて
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2019年 6月 25日

《硬イ海ヲ泳グ黒イ亀ノ上ノ白イサイ》 2019 水彩、アクリル、墨、洋金箔、土佐麻紙、パネル  51×92cm

高橋常政は'70年代にウィーン、ハンブルクで油彩、テンペラを学びヨーロッパで活動。帰国後は作品発表の傍ら雑誌、本のイラスト、絵本など 約40年に渡り画家、イラストレーターとして活躍。劇団四季ミュージカルのポスターデザインなども長く手掛けています。

高橋はその時々で興味のある絵画を徹底的に研究し、自身の作品を通して読み解いていきます。前々回の個展では、アンジェリコ、ボッティチェッリと室町期の等伯、狩野派、宗達、そして若冲などに焦点を当て、ヴィーナスをイメージさせる女性像に若冲の「動植綵絵」を彷彿とさせる動植物が渾然一体となった作品を発表しました。

さらに前回(2015年個展)は、菩提寺である蓮華寺(東京・巣鴨染井)のふすま絵制作の機会を得、中国北宋と、室町から江戸末期の絵画を研究し、いわゆる滲みの水墨画ではなく、墨で鮮明に描く「墨描画」で10mものふすま絵を発表しました。

今回の新作も圧倒的な存在感を放つ3mもの大作を中心に、動物や風景、人物像など様々なモチーフを描いた作品を発表します。是非ご高覧下さい。

https://g-tokyohumanite.com/exhibitions/2019/0624.html

全文提供:ギャルリー東京ユマニテ


会期:2019年6月24日(月) 〜 2019年7月13日(土)
時間:10:30-18:30
休日:日曜日
会場:ギャルリー東京ユマニテ

最終更新 2019年 6月 24日
 

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