展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2011年 9月 14日 |
オム・ヘランの作品では、記憶の断片が繋ぎ合わされ、画面上で一つの物語があるかのように叙情的に再構成されています。
しかしいくら再構成に努めても、断片が完全に接合されるはずはなく、再現された記憶には何かが決定的に失われていることを見る者は気付かされます。失われているものとはかっての「自分」であり、物語的な構成であればあるだけ、その不在と喪失感が際立つのがこの作家の特徴です。弊廊での初個展となります。そのアンバランスの魅力をぜひご高覧ください。
オム・ヘラン(厳 慧蘭)Eum Haeran 1982 韓国大邱市生まれ 2006 韓国慶北国立大学校美術学科洋画専攻 卒業 2010 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程油画専攻 卒業 2011 多摩美術大学大学院美術研究科博士後期課程油画専攻 2年在籍
[個展] 2010 TWS-Emerging 136 「記憶の箱:すてる展」 トーキョーワンダーサイト本郷 東京
[グループ展] 2011 ROPPONGI α ART WEEK2011三人グループ展、Shonandai MY Gallery、東京 2010 シェル美術賞2010 代官山ヒルサイドフォーラム、東京 第46回神奈川県美術展 神奈川県民ホールギャラリー、神奈川県 アートアワードトーキョー丸の内 行幸地下ギャラリー、東京 東京五美大連合卒業・制作展 国立新美術館、東京 2009 トーキョーワンダーウォール2009公募 東京都現代美術館、東京 2006 トーク・トーク・トーク展 gallery N Seoul、Korea 2004 20回南部現代美術祭 釜山文化会館 Busan、Korea
全文提供: unseal contemporary
会期: 2011年9月3日(土)~2011年9月24日(土) 会場: unseal contemporary
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最終更新 2011年 9月 03日 |