展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2011年 7月 06日 |
画面に広がるビーズ
離れると色彩として面で見え 近づくと一粒一粒の質感が見えてくる
連続的に縫いつけたビーズから 引き延ばされた時間感覚のイメージを紡ぐ
様々な民族の装飾にみられる華やかさ、迫力、図像からインスピレーションを受けます。独特な表現は生活の中から生まれたものなのか、信仰がそこにあらわれるのか。特に興味深いのは圧倒的ともいえる緻密な作業-それを模倣することではなく、その強さを自身の表現に取り入れたいと思い、ビーズを多量につかった作品を制作しています。
テーマは主に私が経験したことを含む個人的なイメージです。見えないもの、手に触れられないものを作品という形で現実にあらわす作業-制作が、そのときそのときの自分と出会う方法でもあるように思えます。
遠回りとも思える複雑な段階を通りながら、手を動かすことで自分を理解することができるような気がするのです。
玉野 綾子 Ayako TAMANO 1986.3.20 埼玉県生まれ 2008 日本大学芸術学部美術学科彫刻コース 卒業 2008 第24回(財)北野生涯教育振興会彫刻 奨学生 2009.4~6 アーティストインレジデンス滞在制作(CAMAC,Nogent-sur-Seine/フランス)
[個展] 2007.4 中和ギャラリー (東京) 2011.4 ギャラリーL'écrin (長野)
[グループ展] 2007.10 金沢現代彫刻展 (金沢) 2008.1 現代の絵馬展 (東邦画廊/東京) 2008.2 五美大展[修了展] (新国立美術館/東京) 2008.11 (財)北野生涯教育振興会彫刻奨学生作品展 (日本大学所沢校舎/埼玉) 2009.5 オープンスタジオ (CAMAC,Nogent-sur-seine/フランス) 2009.9 Le bleu bouge (ギャラリーたかまつ/東京) 2010.9 Heart 心臓のある風景 (ギャラリーたかまつ/東京) 2010.11 inside (マキイマサルファインアーツ/東京) 2011.1 PRESENT (Erfrischungsraum,Lucerne/スイス)
全文提供: マキイマサルファインアーツ
会期: 2011年9月2日(金)-2011年9月13日(火) 会場: マキイマサルファインアーツ
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最終更新 2011年 9月 02日 |