マキイマサルファインアーツでは、第4回となるスタッフセレクション展「People are strange」を開催します。他人に対して感じる不可思議、他人の中で感じる疎外感、そして自分という未知・・・。人間という存在を独自に捉え、見つめる4名の平面作家を紹介します。
ネットで、テレビで、広告看板で 日々、通過し脆く消えていくイメージの渦の中、 心にひっかかり、絆のように消えない像がある 奇妙な像だ
これから出会う地球外生物だろうか? 食べられない子供たち? それとも隣に乗り合わせた乗客 一緒に住んでいるあなた 私が置き忘れた、わたしかもしれない
【出展作家】 アルフォンソ・バレラ・ムニス Alfonso Barrera Muñiz
君が、君自身の迷い児である時に、他の人間を理解することはできないだろう。これはまさに人生の問いかけで、人々の顔の後ろ側を知るために、君は君自身の内面を知らなければならない。 僕の「Honor Roll」は、この事についての作品だ。 すべての人、創造物、キャラクター、モンスターは、僕を形成する文化のパーツだ。彼らの一部と一緒に僕は育ち、彼らの一部は、僕自身の投影画だ。いつの日か、僕自身を理解するために、この世界をもっと理解できればと思っている。できるに違いない、だってそれらは僕自身が映ったものなのだから。
経歴 1974 メキシコシティ生まれ サンカルロス美術大学公開講座受講、現在オアハカ在住
個展 1997 Pervert Launge, Ciudad de Mexico 2006 Cafe Central, Oaxaca 2008 La Biznaga, Oaxaca 2009 Fresno Art Museum, California 2010 Hide and Seek Gallery, California
グループ展 1997 TAO, Centro de Artes y Cultura, Mexico State 1999 Instituto Mexicano del Petroleo,"Abstract and concrete" Mexico City 2005 Museo de los Pintores Oaxaquenos 2009 Fresno Art Museum, California "Oaxaca Magica" MAKII MASARU FINE ARTS, Tokyo 2011 "Oaxaca Magica" CASA Centro de artes de San Agustín, Oaxaca
作家web: http://abmuniz.blogspot.com/
小山 篤 Atsushi KOYAMA
頭の中で消化できたものを描くのではなく消化できないからこそ描く。自分がどのように描き理解したか、その痕跡を見てみたい。描く、造るということに重点を置き制作しています。 人を観察してみる。家族、友人、近所の人、酔っ払い。顔、体型、服装、姿勢、重心などなど。自分は人をどのように見ているか、描くべきことは何なのか、考えれば考えるほど進まない。筆を持つもう一人の自分が何故描かないのかと問いかけてくる。考えることで描くことを忘れてしまっているのではないか。 まずは描き、その結果何を見ていたか、考えていたかを確認することにしました。
経歴 1978 東京都生まれ 2002 多摩美術大学絵画科油画専攻 卒業 2008 東京理科大学理学部第二部数学科 卒業
展覧会 2010 ART AWARD NEXT #1 (東京美術倶楽部 東美アートフォーラム/東京) 2011 個展「MAN MACHINE」(マキイマサルファインアーツ/東京)
岩堀 洸明 Hiroaki IWAHORI
これは うまくいかない 復讐で、 可能な限りのすべてを憎もう
それは どこにもいけない 祈りで、 誰の感情にも触れたくない
あぁ もう 誰の話も聞きたくないよ、 しゃべりたくもない。
"people are strange"?
だから何だっていうんだ!
経歴 1987 神奈川県生まれ 2010 武蔵野美術大学造形学部日本画学科 卒業
展覧会 2009 THE NIHONGA-JAPANESE PAINTING NOW- (LA Artcore Brewery Annex、ロサンゼルス/アメリカ) 2010 武蔵野美術大学優秀作品展(武蔵野美術大学/東京) 越後妻有 大地の祭夏「線描の悦び」(田野倉集落古民家/新潟) 個展「滅菌パックエゴイスト」(マキイマサルファインアーツ/東京) 2011 「"オアハカマヒカ" 紙と土の力 oaxaca-東京」(Centro de las Artes de San agustín オアハカ/メキシコ)
作家web: http://www.usotuki-hituji.com/
蜂屋 未来 Miki HACHIYA
次々に作り上げられていく画一化された、肉体的な美しさや若さといった意識。それは信仰に近く、肉体の矯正をも行う。変容する肉体の存在は、理性的な思考から排除されてしまう感覚を呼び起こさせる。
経歴 1984 千葉県生まれ 2010 武蔵野美術大学大学院 造形研究科美術専攻日本画コース 修了
展覧会 2008 卒業制作選抜展(コート・ギャラリー国立/東京) 2009 越後妻有アートトリエンナーレ ワークショップ(スタッフ参加)(越後妻有/新潟) 個展(マキイマサルファインアーツ/東京) 2010 修了制作優秀作品展(武蔵野美術大学/東京) 越後妻有 大地の祭夏「線描の悦び」(田野倉集落古民家/新潟) Eco Shift Taito 2010 展示参加(Art Lab AKIBA/東京) 2011 「"オアハカマヒカ" 紙と土の力 oaxaca-東京」 (Centro de las Artes de San Agustín オアハカ/メキシコ) 「セックスは女」(アートスペース羅針盤/東京)
※全文提供: マキイマサルファインアーツ
会期: 2011年5月6日(金)-2011年5月31日(火) 会場: マキイマサルファインアーツ オープニングパーティー: 2011年5月6日(金)18:00 - 20:00
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