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武田陽介:何かを見た、あるいは何かを見るだろう。
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 10月 14日

画像提供:サナギファインアーツ
Copyright © Yousuke Takeda

武田陽介は1982年名古屋生まれ。2005年同志社大学文学部文化学科哲学及倫理学専攻卒業。高校の頃より写真制作を始め、その後2005年にアナログからデジタルへ移行。2007、2008年度のキャノン写真新世紀で連続して佳作を受賞した気鋭の若手作家です。

ストレートフォトとして一般に捉えられている彼の写真は、日常の風景を被写体として、一見すると無作為に切り取られている様にも見えますが、そこに共通する幾つかの特徴に私たちが気付くとき、それぞれの被写体への違和感は作品全体への捉えがたさとして拡張されていきます。

作品の主題として「日常」そのものが扱われるということ。それは私たちから「日常」への身近さを失わせ、代わりに不確かな距離間隔を生じさせます。その独特な対象への距離感は作家による「日常」という対象への省察の一端であると同時に、私たちの日々の営みへの問いかけとして機能しているのです。

2回目の個展となる今回は、昨年から引き続き展開しているシリーズからの新作および、その延長線上に位置する組写真のシリーズを展示致します。制作者としてのこの一年、武田陽介の成長と変貌は著しく、見逃せない展示となることでしょう。

※全文提供: サナギファインアーツ


会期: 2010年10月23日(土)-2010年11月20日(土)
アーティストレセプション: 2010年10月23日(土)18:00 - 20:00

最終更新 2010年 10月 23日
 

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