荒瀬哲也は1981年福岡県生まれ、ドイツ・ハノーバー専科大学 Bildende Kunst交換留学を経て 広島市立大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了後、福岡に拠点に移し、 若手アーティストの制作スペース「共同アトリエ3号倉庫」http://www.3gosoko.ne.jp/の 第7期メンバーとして福岡を拠点に活動をおこなっており、今回当ギャラリーにて2回目の個展となります。
荒瀬は映像、写真、光、音など様々なメディアを用いて、これまでに「差異」や「ズレ」などを テーマとしたインスタレーションを発表してきました。 今回は映像と音(無数のスピーカー)を用いたインスタレーションで、 一見、写真のような静止した映像に鑑賞者が介入することでリアルタイムに変化し続けます。 ある特定の空間と時間の中で、人間はどのようなことを繰り返し続けるか。 また、その過程の中で自己と他者という関係、社会との繋がりとしての個を意識させます。
作家コメント 境界すら見えない現代。私たちの視線は、そこにフォーカスを合わせられるだろうか。 既にそこにあるものとして、そのものの中の変容が何の変哲のない表層になっている。 裏を返すと、複雑に絡み合った細胞のようなものが予期しなかったものとして現れ、そのときに私たちは、失ったものの大きさを目の当たりにするかもしれない。
プロフィール 1981年 福岡県生まれ 2004年 広島市立大学 芸術学部 空間造形専攻卒業 2004-05年 ハノーバー専科大学 Bildende Kunst(ドイツ)交換留学 2006年 広島市立大学大学院 芸術学研究科博士前期課程修了 2008年より福岡・共同アトリエ・3号倉庫メンバー
個展 2003年 Gallery P2 (広島) 2005年 いづゝや (広島) 2008年 共同アトリエ・3号倉庫(福岡) 2009年 ギャラリー58(東京)/共同アトリエ・3号倉庫 (福岡)
グループ展 2004年 「アートプロジェクト“SPECTRO”」 (賀茂鶴酒造吉冨蔵〔7号蔵〕/広島) 2005年 「Ausstellung “GEISHA”」 (Stiftung Horizonte, Kunst & Kultur im Tschechischen Pavillon/ドイツ・ハノーバー) 2008年 「広島アートプロジェクト2008 “汽水域”/旧中2特別企画 “-ilha grande-/愛”」(旧日本銀行広島支店内・旧中ギャラリー/広島) 2009年 「ブース・エキシビジョン2009」 (共同アトリエ・3号倉庫/福岡) 2010年 「有田現代アートガーデンプレイス2010/ARITA-mobile –場所を紐解く方法論として」(炎の博記念堂/佐賀)、「“NOT FOR SALE”-プライスレスな10日間」 (共同アトリエ・3号倉庫/福岡)、「ブース・エキシビジョン2010」 (共同アトリエ・3号倉庫/福岡)
※全文提供: ギャラリー58
会期: 2010年8月23日(月)-2010年8月28日(土)
|