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山田純嗣:絵画をめぐって 死んでいるのか、生きているのか
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2012年 11月 08日

(11-6) GARDEN OF EARTHLY DELIGHTS
2010-12年 220×379cm

11/5(月)より、現代アーティスト・山田純嗣の当画廊で約2年ぶりとなる個展を開催いたします。 作家自身がインスピレーションを受けた国内外の名画をモチーフにする 「絵画をめぐって」シリーズに数年間取り組んできましたが、 その集大成ともいえるヒエロニムス・ボス『快楽の園』をモチーフに使用した大作を展示します。 本作品は、足掛け3年の制作期間を経て完成し、東京では初公開となります。 その他にも、ミレイの『オフィーリア』や雪舟『恵可断臂図(えかだんぴず)』をモチーフにした作品など、 約10点の新作を出品いたします。

現実と虚構が複雑に交差する独特の雰囲気を持つ山田純嗣の作品。 立体と写真、版画を用いたインタリオ・オン・フォト※という何重ものプロセスが必要な手法は、 「絵画をめぐって」シリーズでも、モチーフとなった名画の持つ世界にとどまらず、 オリジナルの魅力を生み出しています。 作家がこのシリーズを継続してきたテーマ「絵画についての考察」を、 今回出品する作品群でお楽しみください。

※会期中の毎週土曜日は、作家が在廊予定です。 また、11月10日(土)午後5時からはアーティスト・レセプションを開催いたしますので、 ぜひご来廊ください。

※インタリオ・オン・フォト・・・自身で制作したオブジェを撮影し、 次に、現像した印画紙(平面化されたオブジェ)の上に銅版画による細密な線描を刷り重ねていく手法。 最後に樹脂でコーティングを施して完成に至ります。

全文提供:不忍画廊


会期:2012年11月5日(月)~2012年12月8日(土)
時間:11:00~18:30
休日:日・祝
会場:不忍画廊

最終更新 2012年 11月 05日
 

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