「日常の中でハッとさせられる光景や物を撮影した」という中村文博の写真は、どれも見る側に凝視させることを求める。
暗めのトーンに焼かれた写真は、一見陰鬱な世界のようにも見えるが、実はそこには光が写しだされていることに気づく。
何気ない日常の光景でありながらも、異次元の世界を見ている感覚になるのは、写し出された世界は日常の光景ではなく、中村自身が閃いた瞬間を再現した世界だからであろう。
作家コメント
日常の中で気になった光景や物を写真を撮るようにしています。その為、カメラを常に持ってないと不安です。ブランケット症候群ではありません。 『閃』をテーマに写真活動をしています。被写体とはあまり対話しません。フィルムを印画紙に焼き付ける時から対話が始まり、印画紙を液に入れている間に魂を込める。何の趣のない写真に魂を込めることで、ただの写真は写真作品として息吹くようだ。 中村文博
中村文博(なかむら ふみひろ) <略歴> 1998 成安造形大学 情報デザイン群 デザイン学科 写真クラス 卒業 1996 成安造形大学 情報デザイン群 デザイン学科 写真クラス 3年次編入学 1996 大阪芸術大学 芸術学部 写真学科 中退 1994 大阪芸術大学 芸術学部 写真学科 入学
<個展> 2011 「 閃 」 2009 「彷徨感閃」 gallery Cafe Sheep(大阪) 2007 「閃の破片」 gallery Cafe Sheep(大阪) 2006 「閾カラノ閃」 gallery Cafe Sheep(大阪) 2002 「communication」 The third gallery Aya(大阪) 2000 「閃の形」 ギャラリーナダール(大阪) 1997 「そのとき僕は・・・」 The third gallery Aya(大阪) 1996 「Dis-communication」 ギャラリー・エキバレンス(神戸) 1995 「僕のひとりごと」 プレーンセンター ギャラリー(大阪)
<主なグループ展> 2011~2002「How are you,PHOTOGRPHY?展」 (京都) 2010 Porfolio Exhibition vol.2 Bloom Gallery(大阪) 2009 クリスマス企画「Bloom Box」 Bloom Gallery(大阪) 2006 「プログレスイン ART Container-場についての思考」展(大阪) 2005 築港赤レンガ倉庫オープンアトリエ (NPO法人大阪アーツアポリア クリーンアーティスツプロジェクト第三弾) 2005 「How are you,PHOTOGRPHY?展」 ギャラリーカト(京都) 2004 築港赤レンガ倉庫オープンアトリエ (NPO法人大阪アーツアポリア クリーンアーティスツプロジェクト第二弾) 2001 「KUKAN展」The third gallery Aya(大阪) 2000 「モノクロ展」ギャラリーナダール(大阪) 2000 「リアルな場所」シティー・ギャラリー(大阪) 1999 「クリスマス小品展」The third gallery Aya(大阪) 1999 「ウロボロス展」(東京・大阪) 1998 「小品展」gallery issis(京都) 1998 「色/color 写真展」The third gallery Aya(大阪) 1998 「クリスマス小品展」The third gallery Aya(大阪) 1998 「OTHER MEDIA展」The third gallery Aya(大阪) 1998 「turning-point展」The third gallery Aya(大阪) 1997 「クリスマス小品展」The third gallery Aya(大阪) 1997 「コラボレーション展」洋画:仲宏和&寫眞:中村文博 画廊みやざき平凡スペース(大阪) 1996 「クリスマス小品展」The third gallery Aya(大阪) 1995 「クリスマス小品展」The third gallery Aya(大阪) 1995 「Flea market展」プレーンセンターギャラリー(大阪)
会期: 2011年10月18日(火)~2011年10月30日(日) 会場: ブルーム・ギャラリー オープニングパーティー: 2011年10月22日(金) 18:00~
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