クニト 展 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 9月 11日 |
左:「UFO」 陶磁器、樹脂 他 3000×3000×1800mm | 右:「Spaceplane Type-N」 陶磁器、樹脂、50ccエンジン 他 4000×1000×1400mm | Copyright© KUNITO | 画像提供:ギャラリー58 金沢美術工芸大学OBによるイベント 「金の美」 クニトは1981年奈良県生まれ。2007年金沢美術工芸大学大学院 美術工芸研究科工芸専攻陶磁コース修士課程修了。2010年 第13回岡本太郎現代芸術賞入選。セラミックで作られた実際に動く数メートルの宇宙船など、遊び心とストーリー性に満ちた立体作品を展開しています。 このたびの個展では、1957年にスプートニク2号に乗って宇宙へ行った最初の生き物、クドリャフカという犬を題材にしたインスタレーションの展示をおこないます。宇宙で死んでしまったクドリャフカが、生き延びて宇宙人となり再び地球に登場するという設定で、展示空間にはセラミック製のスプートニク2号や、実際に人が乗り込んで操縦することができるミステリーサイクリングなどが並びます。 人間のエゴのために犠牲になってしまったクドリャフカの物語を通して、人間は何かを犠牲にしながら新しいものを得てきたということを問いかけてきます。それは今回の福島の原発事故とも重なってくる、人間が繰り返してきた営みでありその重いテーマを、遊び心に満ちたインスタレーションを通して静かに語りかけてきます。 【作家コメント】 クニト|KUNITO グループ展 受賞 全文提供: ギャラリー58 会期: 2011年9月12日(月)-2011年9月17日(土) |
最終更新 2011年 9月 12日 |