柴田ジュン+玉井健司:Muscle Geography |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 9月 12日 |
2011年のニッポンには、忘れられたスピリットがある。 ありモノだらけの寄せ集めによるゲイジュツ品や、表面的なエコ・リサイクルといった言葉にごまかされがちな今どきのニュービジネス。 時代の進化はもはや遠い昔に風化して、歩みを失った化石と成りつつあるのではなかろうか。 多様な可能性を持って進化してきた生物の歴史をよそに開き直るこれらのトレンドは、失敗を進歩に変え再生を革新へと導くような、ひたむきな道筋を許さずに、結論ありきの方法論で溢れかえっている。 その時代によって新しい価値を生み出してきたはずのアートもまた、単なる社会の「システム」の一部なのだ。 限られた土地や資源を奪い合う時代はとっくに終わりを告げたはずなのに、人々は未だ次のスタート地点さえも見つけられないでいる。 古いシステム一つ一つを解体し、再検討しなければならない今。私たちの行方はいつの時も未来へと続く。二足歩行の次なるエナジーは、どこから発生するのだろう? Muscle geography 新しい世界地図を創造する試みとなるだろう。 柴田ジュン Jun Shibata 玉井健司 Takeshi Tamai 展示作品の販売について 全文提供: ZENSHI 会期: 2011年9月14日(水)~2011年10月15日(土) |
最終更新 2011年 9月 14日 |